真締川沿いの道を入ってすぐの場所にある宇部護国神社は福原越後公を主祭神とし1866年(慶応2年)に創建されました。
禁門の変で自刃された家老の福原越後を主祭神とし、その後禁門の変で戦死した22柱の御霊を合わせて祀られました。

小道に入ってすぐ左手が駐車場です。

階段を上っていきます。


水琴窟の手水舎。
国内最大級の大きさで、琴のようなきれいな音が鳴ります。


手を清めました。

さらに上っていくと

右手に摂末社の金家来神社
平成29年(2017年)に島根県安来市・金屋子神社より
分霊を勧請した、比較的新しい神社です。
金屋子神は、日本のたたら製鉄を始めた神で、
この神社は「武士の命の刀の守り神」とされています。
金を生み出す神様(金運)、また、生活を守る神、魔除け、五殻農穣、産業発展の神として崇敬されています。

中を拝見すると、龍の迫力に圧倒されました。
指画家として活躍されている濱田珠鳳先生の作品「昇運龍神之図」です。


昭和19年に境内地を拡張して建立された本殿

中入ると

左奥に一願成就の願掛け弾(がんかけだま)、願い玉(ねがいだま)が置かれています。

「ここ一発」という、一願達成の願いをかけます。まず神様にお願いし、「願掛け弾」をしっかり撫でて、「願い玉」を布か紙にくるみ、紐でしっかりと、実を結ぶように結んで持ち帰ります。願いが叶ったら球を戻しお礼をお供えします。
ずっと持ちたいときは願い玉代をお供えします。
願掛け弾

願い玉


福原越後元僴公銅像が本殿左手に鎮座されています。

福原越後は1864年に、禁門の変と第一次長州征討の責を負い、
他の2人の家老と共に自刃させられました。
善政をしいて民に慕われていた事、
そして、福原さんの切腹後、1ヶ月で高杉晋作が功山寺で挙兵し、
一気に倒幕へと進んでいきました。
長州藩は救われ、その後越後翁の罪状も撤回されて、維新の功績者の一人としてお祀りされました。
明治初期に創建された
狛犬に守られたように佇む「維新招魂社」跡へ。
殉国戦士之碑に参拝。

上参道の鳥居。


上参道の鳥居。慶応3年設立で古くからある鳥居です。
護国神社では春の桜の時期は市内でも指折りの桜スポットになり
夏には本殿前の参道に色とりどりの風車が並ぶアーチが設置されます。
七五三祭り、秋季大祭、春季大祭も開催。
願い玉やお守りに願いを掛けることもできます。
詳しくはホームページをご覧ください。
宇部護国神社
宇部市大字中宇部1631
電話 0836-34-8353
この記事を書いたのは『宇部to山陽小野田まひる.com編集部』