鳥のさえずりと、風の音を聞きながら庭園を眺めると心が休まる。宗隣寺、県内最古の庭園「竜心庭(りゅうしんてい)」

宇部市小串にある宗隣寺は、県内最古の庭園「竜心庭(りゅうしんてい)」で知られるお寺です。

「宇部to山陽小野田のパワースポット巡り」にて訪れました。

受付で拝観料を納めます(300円、子供は無料)

「欄干(らんかん)に足をいれて座って観賞してみてください。」と言われました。

欄干の一部の下が無く、そこに足を出し、椅子のようにして座ります。

この池の中の石が、停泊する舟を表現していると言われています。

これは夜泊石(よどまりいし)と呼ばれ、

舟を連想させる表現技法

であり、鎌倉時代頃にあらわれはじめた表現とされています。

池の浅瀬部分が水の増減により見え隠れする「干潟様」という技法も必見

これは池の水位によって干潟が見え隠れすることで、潮の緩慢を表現する手法で、現存するのは岩手県にある毛越寺とここの2ヶ所のみと言われて学術的にも非常に貴重なお庭です。

鳥のさえずりと、風の音を聞きながら庭園を眺めると心が休まるような気がしました。

本堂

本堂隣の建物。

3回鳴らしてお参りします。

可愛いお地蔵様

季節によって風景がかわります。

お寺の歴史要約

奈良時代の777年、唐から来た為光和尚によって、松江山普済寺(ずんごうざんふさいじ)がこの地に創建。この普済寺はやがて荒廃し、いつ廃絶したのかは不明だが、その後江戸時代中期の1670年に、宇部領主の福原広俊が、父である元俊の菩提寺として「宗隣寺」を建立。
 本堂の北側にある「龍心庭」は普済寺のお庭を改修したものと考えられており、そうなるとこのお庭が作られたのは南北朝時代よりも前ということになる。この時代よりも前のお庭は山口県内には存在しないことからも、ここ龍心庭は「山口県内最古の庭園」と呼ばれている。

宗隣寺園庭

宇部市小串210

電話 0836-21-1087

拝観時間 9:00~17:00

定休日 なし

暁天坐禅(火曜日~土曜日)6:30~7:15


日曜坐禅(日曜日)7:00~8:30